鼻呼吸の力:あなたの人生を変える方法
私たちは毎秒、この瞬間も無意識に呼吸をしています。
そう「無意識に」です。
空気中の酸素を肺に取り入れて、二酸化炭素を出す。
意識していなくても我々の身体に備わった素晴らしい機能のひとつ、生命維持に不可欠なものです。
ただ、ここでひとつ問題なのは、呼吸を口でするか、鼻でするかであなたの身体の健康はもちろん、メンタルヘルスにまで深い影響を与えることをご存知でしたか?
結論からお話ししますと、多くの人は何かしらの理由で口で呼吸をしています。腹式呼吸や深呼吸をする時は大抵、口でするのが刷り込まれていますが、実はこれが大きな落とし穴です。
一般に「空気」と呼ばれるものは、複数の気体の混合物からなり、その組成は約80%が窒素、約20%が酸素でほぼ一定である。とされています。
空気中の酸素のパーセンテージの低さに驚愕したのは私だけではないはず。
空気中の20%の酸素を最も効率良く、無駄なく確実に体内に取り込むのが、
はいッ‼︎‼︎、お待たせ致しました!
これが、「鼻呼吸」なのです。
鼻腔にある、鼻甲介【Concha】(コンチャ)と呼ばれるところで空気をフィルターし、適温にし、加湿してくれます。残念ながら、肺では空気中の窒素と酸素を選別することができません。
何かに物凄く集中している時、緊張している時、感情が高ぶっていたり、思い悩んでいる時、何かストレスになる真っ只中にいる時などただでさえ呼吸が浅くなっており、更に口で呼吸をしている習慣の人には身体は細胞レベルである意味の酸欠状態になっています。その状態が長く続けば続くほど身体の臓器、機能、システムに良いはずはありません。
鼻呼吸によって、ゆっくりと深く呼吸することができ、ストレスを軽減し、血圧を下げ、肺の機能全般を改善することができます。
また、鼻甲介のフィルター効果で呼吸器感染症やアレルギーのリスクを低減する効果もあります。
質の良い呼吸は細胞レベルで体内のパフォーマンスを向上させることが出来るのです、つまり、体内の全機能が正常に運営される事によって免疫力も向上し、様々な疾患や病気の予防は勿論、結果的にメタボリック対策に大きな効果がある事も研究で証明されています。
そして、身体の健康がメンタルヘルスにも良い影響を与えることができます。不安を軽減し、リラックスを促進することにより、気分を良くし、全体的なメンタルヘルスを向上に繋がります。
もう鼻呼吸にしない理由なんてひとつもないですよね?
参考書:今井一彰 (著)
薬に頼らない新時代の医学
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